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建設分野

建設分野における溶射施工の沿革

1970年代後半

塩水噴霧試験、海岸暴露試験などを精力的に実施し、防錆溶射技術を確立しました。


試験風景:塩水噴霧試験

1980年代

現地で施工できる自動溶射装置を備え、原油タンク等の防食溶射を手掛けるようになりました。2011年までに、数十機のタンクに溶射施工を実施しています。


石油タンク内で作業中の自走式溶射ロボット

タンクへの施工事例(アルミ防食溶射)

対象物名 数量 形状等 場所 実施年
灯油タンク 1 2.5万KL内面 北海道 1980.8
灯油タンク 2 5.0万KL内面 神奈川 1982.2
ナフサタンク 1 2.0万KL内面 千葉 1982.11
ガソリンタンク 1 0.4万KL内面 神奈川 1983.5
原油タンク 1 2.5万KL内面 福島 1984.4
原油タンク 1 3.0万KL内面 東京 1985.2
プロパンタンク 10 0.3万KL内面 大阪 1985.3
原油タンク 1 3.0万KL内面 千葉 1985.3
灯油タンク 1 2.0万KL内面 千葉 1985.4

1970年代後半

1970年代後半からのタンク類への施工で培ってきた技術をもとに、プラントやその他構造物への適用を積極的に実施しました。


カーテンウォール(京浜急行第一ビル)

発電所向け水管(栃木県深山発電所)


1990年代後半~現在


福北橋梁をはじめとして、各橋梁部材の溶射が盛んになりました。それら部材についての品質面・コスト面の向上を目指して、自動溶射による施工技術を発展させました。現在も、さらに複雑な形状に対応できるよう、常に改良を進めています。


現地での自動溶射(合成床板)


近年の防食溶射の施工事例


対象物名 内容 形状等 場所 環境 特記事項
通信関係鉄塔 溶接部 鉄塔 兵庫 都市部
人道橋 1橋全面 桁、床板 大阪 都市部
浮桟橋 90台/3年間 浮桟橋ベース 兵庫、高知、愛媛 海岸部 開発封孔剤使用
製鋼設備 各製鋼メーカー 高炉、他 和歌山、大阪、兵庫、他 海岸部、都市部 開発封孔剤使用
火力プラント 6件/年 ボイラプラント他 北海度、宮城、福島、他 海岸部、都市部
風力プラント 3件/3年 鉄塔類 岡山、兵庫 海岸部、都市部 開発封孔剤使用
原子力プラント 3件/3年 容器類、他 兵庫、広島 都市部
化学プラント設備 10件/年 タンク類、他 大阪、兵庫、愛知、他 海岸部、都市部 開発封孔剤使用
空港設備 2,000m2 縞板、箱桁 大阪、三重 海岸部
新厚東川橋梁 6,000m2 合成床板 香川 海岸部 アーク現地自動溶射
福北橋梁 10,000m2 多種 大阪、愛知、兵庫、他 都市部

品質管理体制


溶射専属の技術員が、封孔処理剤の研究を始め、各溶射皮膜調査や密着測定、同時試験片等の破壊試験を実施します。また、検査専門者が検査を実施し、検査報告書を作成します。現地対応には、営業が伺います。施工のご相談はいつでも承りますので、お気軽にお問い合わせください。


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